マンションの資産価値の向上にもつながる大規模修繕工事
部分的な修繕が劣化した箇所の修復であるのに対し、大規模修繕工事では劣化した箇所を修復するだけでなく、より建物の資産価値を向上させることができます。ここでは、マンションをグレードアップさせる要素としてよく用いられる工事をご説明します。
外壁の素材・色を変える
外壁の修繕工事では美観をアップさせるだけでなく、大きくイメージチェンジをすることができます。これまでの外壁の色や素材を変更することで、より周囲の景観にも映える存在として、周囲のマンションとは一味違う個性を出すことも可能です。
バリアフリー化を図る
高齢化にともないバリアフリー化の必要性は、マンションの共用部分にも求められています。入り口にスロープを設置することでの段差解消、手すりの取り付けなどは、近年特に求められている設備だといえます。また、ただ設置するだけでなく、利用者の使い勝手もきちんと検証することが重要です。
共有廊下・階段・玄関ドアを改良する
共用廊下や階段は、床シートの張り替えだけで印象が変わります。また、バリアフリー化も兼ねて段差の解消・手すり・滑り止めの設置などもおすすめ。さらに、表札や照明器具を取り替えることで、快適な空間を演出することも可能。玄関ドアは、大規模改修を機に、防犯性・断熱性・耐震性の高いものへ交換するといいかもしれません。
駐輪場を整備・増設する
駐輪場が雑然としていると、見た目に悪いだけでなく、通行の邪魔になることがあります。駐輪機の設置や、敷地内の未使用部分・ピロティの有効活用なども検討し、これらの問題を一度きちんと整理してみるといいでしょう。
断熱性能を改良する
外壁や屋上、床など、さまざまな場所に断熱性能の高い素材を使用することで、室内温度・湿度の快適な維持が期待できます。その他にも、各戸のルーフバルコニー・玄関ドア・サッシなどに、断熱性の高い素材を取り入れることで耐熱性能アップにつながります。夏は涼しく冬はあたたかい空間が実現し、一年中快適な住み心地が実現します。
また、近年、窓の断熱性能を高めるためにプラスして選ばれているのが複層ガラス設置工事。ガラス間に空気層を設けることで、これまで抱えられていた冬場のヒンヤリ感やガラス面の結露などの問題が解消されます。
これら工事は、冷暖房費削減にもつながるため、エコ・省エネといった観点から現在注目されています。
また、近年、窓の断熱性能を高めるためにプラスして選ばれているのが複層ガラス設置工事。ガラス間に空気層を設けることで、これまで抱えられていた冬場のヒンヤリ感やガラス面の結露などの問題が解消されます。
これら工事は、冷暖房費削減にもつながるため、エコ・省エネといった観点から現在注目されています。